墓じまいで撤去した墓石はどう処分される?——処分方法と費用の内訳

墓じまいで撤去した墓石はどのように処分されるのか。処分方法の種類と費用の内訳、手元に残す選択肢を解説する。

撤去した墓石はどこへ行くのか

墓じまいで墓石を撤去した後、多くの場合は石材店が墓石を細かく砕いて産業廃棄物として処分する。墓石は「がれき類」として産業廃棄物処理法に基づき処理されるのが一般的で、そのまま別の場所に移設して再利用されるケースは少ない。

墓石解体・処分費用の内訳

  • 墓石解体・撤去費用:墓石の大きさ・重機の搬入経路によって変動し、1㎡あたり8〜15万円程度が相場
  • 廃材の運搬・処分費:解体後の廃材を運び出し、処分場に持ち込むための費用。解体費用に含まれている場合と別途請求される場合がある
  • 更地化(整地)費用:墓石を撤去した区画を更地に戻すための費用。墓地の管理者に返還する際に必要になる

墓石の一部を手元に残す選択肢

  • 戒名・家紋部分だけ切り出して残す:一部の石材店では、墓石の一部を小さく加工してメモリアルグッズとして残すサービスを提供している
  • 新しい供養先に一部を移す:改葬先が墓石の設置を許可している場合、既存の墓石を運搬して再利用できることもある(ただし追加の運搬費用がかかる)
  • 写真・拓本として記録に残す:物理的に残すのが難しい場合、解体前に写真や拓本を取っておくことで想いを残す家庭も多い

石材店を選ぶ際の注意点

  • 複数社から見積もりを取る:立地条件・墓石の大きさが同じでも業者によって数十万円単位の差が出ることがある
  • 産業廃棄物処理の許可を持つ業者か確認する:不法投棄などのトラブルを避けるため、適切な許可を持つ石材店・解体業者に依頼する
  • 寺院・霊園指定の業者しか使えない場合がある:墓地によっては指定業者以外の利用を認めていないことがあるため、事前に管理者へ確認が必要

まとめ

撤去された墓石の多くは産業廃棄物として処分されるが、戒名部分の切り出しや写真での記録など、想いを形に残す選択肢もある。解体費用は業者ごとに差が出やすいため、複数見積もりを取りながら、指定業者の有無も含めて早めに確認しておこう。

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